ケルズス禿瘡 (とくそう)
白癬菌という菌が頭部皮膚の深部に侵入して炎症を起こす病気をケルズス禿瘡(とくそう)と言われます。
頭部に膿を持つ発疹と脱毛を伴う特有の症状が現れます。頭部に皮膚の一部が赤くなり斑点状や地図状に広がった状態が現れるとともに、毛の根元がジュクジュクした膿が出て、髪の毛が簡単に抜けてしまい、早期治療しないと永久脱毛してしまう事になるのです。わかりやすく言うと頭皮の水虫です!
白癬菌は高温多湿の環境で繁殖しやすいので、濡れた皮膚をそのままにしておくと出来やすくなります。 なのでお風呂で髪を洗った後はしっかり髪を乾かすことが必要なのです。 ケルズス禿瘡と確定するには頭部の炎症が出ている部分の皮膚サンプルを採取し、顕微鏡検査で白癬菌が見つかるかどうかを調べます。 白癬菌による病気には抗真菌薬の外用薬を用いて治療します。しかしケルズス禿瘡のように白癬菌が皮膚深部にまで侵入して炎症を起こす場合には、外用薬だけでは効果が出ない事があります。その場合には外用薬と同時に内服薬も併用して、原因細菌を身体の内と外の両方から治療していきます。内服薬での治療はそれなりの治療期間が必要になり、根気のいるものとなっています。
しっかり乾かして清潔にすることが一番の予防です、菌自体は珍しくなくどこにでもいますので過剰に反応しないでください。
むしろ怖いのはケルズスとくそうを知らないで間違った対処をサロンでとった場合余計に悪化させたり、治療が遅れてその部分がケルズス禿瘡 が治っても毛髪が一生生えてこなくなります。
これは技術、やセンスでなく知っているか知らないかのことです!
髪、頭皮は信頼できるサロンに行ってください。
カット&シェーブ やすまつ
PR